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【戸籍記載例あり】特別養子縁組は戸籍をたどればバレる?実親、養親と特別養子の戸籍を調査

特別養子縁組に興味を持っている方、また検討されている方、

「実際特別養子縁組を組んだら、戸籍の記載はどうなるの?」と疑問に思っている方多いのではないでしょうか。

特別養子縁組とは、実親(生みの親)との親子関係が解消され、法律上養親(育ての親)のみが親となる制度です。

反対に、普通養子縁組は法律上、実親(生みの親)と養親(育ての親)どちらとも法律上「親」なりので、普通養子縁組は戸籍上には実親と養親二組とも記載され、養子の続柄は実子と区別するため「養子」と記載されます。

今回の記事では、以下の事項をみていきます。

  • 特別養子縁組は戸籍を見ればバレるのか?
  • 特別養子縁組の戸籍の記載の流れ
  • 実親と養親の戸籍の記載例

結論から言うと、特別養子縁組は戸籍を見ればバレます

以下の形で特別養子縁組を組んだ過去があるのがバレます。

  1. 実親の戸籍謄本には特別養子の「除籍」の記録が残る
  2. 養親の戸籍謄本の養子の「身分事項」欄には、「民法 817条の2」に特別養子縁組の情報が記載される
  3. 特別養子の戸籍抄本にも「民法 817条の2」に特別養子縁組の情報が記載される

詳しくは、「特別養子縁組による戸籍の変化」と「実親と養親の戸籍の記載例」を見ていきましょう。

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特別養子縁組の戸籍の記載の流れ

そもそも戸籍とは

戸籍は、日本人の国籍に関する事項と、親族的な身分関係を登録・公証する公文書です。現在の戸籍は、夫婦とその未婚の子を単位に編成され、届出等に基づいて氏名、生年月日、父母との続柄及び出生、婚姻、離婚、死亡、その他の重要な事項を記載します。

江戸川区公式ページ「戸籍とはなんですか」

ですので、戸籍には以下の重要な事項が記されています。

  • 氏名
  • 生年月日
  • 父母との続柄
  • 出生
  • 婚姻と離婚
  • 死亡

また、戸籍には「戸籍謄本(とうほん)」「戸籍抄本(しょうほん)」の二種類あり、違いはこちらです。

戸籍謄本は「戸籍全部事項証明書」とも呼ばれており、本人の戸籍情報以外に、結婚相手や子供の情報も記載されています。

戸籍抄本は「戸籍個人事項証明書」とも呼ばれており、本人の戸籍情報のみが記載されています。

なので、戸籍謄本は家族みんなの戸籍が集合しているもの、戸籍抄本は自分一人の戸籍と覚えれば良いでしょう。

特別養子縁組の戸籍の記載の流れ

では、早速ですが、特別養子縁組が組まれてから、実親・養親と養子の戸籍にどういう変化が生じるのか見ていきましょう。

まず、特別養子縁組が成立した場合、裁判が確定して日から10日以内に、戸籍謄本を届け出さなければいけません

届出が受理されると、戸籍法20条第3項により、養子が実親の戸籍から除籍され、養子の単独の新戸籍が編成される。ちなみに、この新戸籍には、もう養親の苗字と同一になり、父母欄には養親の名前が記載されます

そして、戸籍法18条第3項により、養子は養親の戸籍に入籍し、養子の続柄は実子と同じように「長男」または「長女」と記されます。

戸籍上色んな変化があるので、わかりやすく以下のステップにてまとめて見ました。

  1. 特別養子縁組が成立後、裁判決定の日から十日以内に戸籍謄本を裁判所に提出。
  2. 養子は実親の戸籍から出る。
  3. 養子単独の戸籍が作られる。(→この時点で、養子はすでに養親の苗字、続柄には実子と同様「長男」または「長女」と記載。)
  4. 養子が養親の親に入る。

特別養子縁組の戸籍の記載例(見本)

先ほども紹介しました「戸籍謄本」は家族全員の戸籍が入っている種類なので、実親と養親の戸籍謄本の養子の身分事項欄のみを見ていきましょう。

またわかりやすく説明するため、実親・養親・特別養子に名前をつけて説明していきます。

  • 特別養子:鈴木亮子→長谷部亮子
  • 実親:鈴木一郎・鈴木夏子
  • 養親:長谷部太郎・長谷部冬子

実親の戸籍の表記

戸籍に記録されている者
除籍
【名】亮子
【生年月日】平成9年1月31日
【父】鈴木一郎
【母】鈴木夏子
【続柄】長女
-----------------------------
身分事項
出生
【出生日】平成9年1月31日
【出生地】長野県伊那市
【届出日】平成9年2月5日
【届出人】父
-----------------------------
特別養子縁組
【特別養子縁組の裁判確定日】平成10年10月25日
【届出日】平成10年10月29日
【届出人】養父母
【送付を受けた日】平成10年11月5日
【受理者】長野県伊那市長
【新本籍】東京都千代田区内幸町1丁目
【縁組後の氏】長谷部

養親の戸籍の表記

戸籍に記録されている者
【名】亮子
【生年月日】平成9年1月31日
【父】長谷部太郎
【母】長谷部冬子
【続柄】長女
-----------------------------
身分事項
出生
【出生日】平成9年1月31日
【出生地】長野県伊那市
【届出日】平成9年2月5日
【届出人】父
-----------------------------
民法817条の2
【民法817条の2による裁判確定日】平成10年10月25日
【届出日】平成10年10月29日
【届出人】父母
【従前戸籍】東京都千代田区内幸町1丁目 長谷部亮子
-----------------------------

特別養子の戸籍抄本の表記

-----------------------------
特別養子縁組
【特別養子縁組の裁判確定日】平成10年10月25日
【養父氏名】長谷部太郎
【養母氏名】長谷部冬子
【届出日】平成13年3月20日
【届出人】父母
【送付を受けた日】平成13年3月26日
【受理者】長野県伊那市長
【従前戸籍】長野県伊那市 鈴木一郎
【入籍戸籍】東京都千代田区内幸町1丁目 長谷部太郎
-----------------------------

実親・養親・特別養子の戸籍の記載をそれぞれ見ましたが、

特別養子縁組を組んだことが明白に記載されているので戸籍を見ればバレます。

ちなみに、特別養子は戸籍上の「従前戸籍」の部分を見ることにより、片方の実親の名前を知ることができます。

まとめ

特別養子縁組が成立後の戸籍に現れる変化と、実親・養親・特別養子それぞれの戸籍をまとめました。

特別養子縁組を組むことにより、当事者の戸籍には記録が残るため、戸籍を見れば特別養子縁組を組んだことがわかります。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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